(2010)平成2331 No.2911 20102011年度(第30会報)

会員数 95  出席者56名  出席率66.3%  前回修正出席率71.6

 

会長挨拶(荻山猛彦会長)

 本日11次30分から第9回理事会を開催いたしました。60周年の件とかクラブフォーラム等いくつかの取り決めを致しました。理事会も残り3回になりました。ここで気を引き締めてやっていきたいと思いますので宜しくお願いします。

 

誕生祝(親睦活動委員会 阿部欣文委員長)

 杉悦治会員 矢嶋昭司会員 北村光弘会員 金澤力会員 舘野弘一会員 小林辰興会員 

上野憲示会員 宝住与一会員 篠崎昌平会員 新江進会員

 

結婚祝(親睦活動委員会 阿部欣文委員長)

 香川髏驩員 関口快流会員 上野泰男会員 宮本隆昌会員 伏木克元会員 坂本浩司会員

 藤井清会員 町田卓大会員 福嶋寿克会員 山口明彦会員 松井公彦会員

 

奥様誕生祝(親睦活動委員会 阿部欣文委員長)

 神宮由美子様 片山雅子様 宝住紀恵様 佐藤郁子様 金澤道子様

 

幹事報告(加藤幸夫幹事)

 本日11時30分から第9回理事会を行いました。5月10日第2回クラブフォーラムを行います。東武ホテル・グランデで行います。60周年記念式典を24年2月28日(火)に行う予定です。宇都宮90ロータリークラブ・タイの小学校へ浄水器寄贈プログラムに賛同協力する事になりました。3月1日現在会員数95名(他名誉会員2名)です。4月16日IMが宇都宮グランドホテルで開催されます。現在20名の出席を戴いております。まだ受け付けておりますので、ご出席の程お願いします。

 

社会奉仕委員会(喜谷辰夫委員長)

 去る2月22日ニュージーランド・クライストチャーチ付近で大地震が発生しました。地区の方から義援金のお願いが来ております。地区でまとめまして現地のロータリークラブへ送るという案内です。募金箱をお回し致しますので宜しくお願いします。

 

親睦活動委員会(阿部欣文委員長)

 お花見会を開催する事に本日の理事会で決定しました。場所は、八幡山の小野会員「龍馬道」です。是非ご参加をお願いします。

 

ニコニコボックス委員会(等々力信委員)

誕生祝:矢嶋昭司会員 金澤力会員 舘野弘一会員 小林辰興会員 

結婚祝:福嶋寿克会員 藤井清会員 上野泰男会員 関口快流会員 香川髏驩員        

宮本隆昌会員

 奥様誕生祝:金沢力会員 佐藤健次会員 片山辰郎会員

 石島洋会員:二荒山前のシティータワー宇都宮に引越しました。24階の眺めの良い部屋です。遊びに来る際は、くれぐれも手ぶらで来ないで下さい。よろしく。来たあかつきには、是非ニコニコまで。

 等々力信会員:本日は、つたない卓話でお耳ざわりと思いますが宜しくお願いします。

        卓話・ニコニコのダブルヘッター当番。

 FIJH テーブルミーティング残金:

 

プログラム委員会(九郷臣二委員長)

 本日は、会員卓話です。農林中央金庫宇都宮支店長、等々力信会員です。演題は、「栃木県の水産業について」です。栃木県の漁業特徴のお話しを戴けると思います。等々力会員は、長野県のご出身で1983年農林中央金庫に入行され、その後京都・大阪等勤務され2009年11月より宇都宮支店長をされています。よろしくお願いします。

 

卓話「栃木県の水産業について」

            農林中央金庫宇都宮支店 支店長 等々力信会員

 皆様こんにちは。農林中央金庫の等々力です。本日は、水の関係のお話しをさせて戴きます。栃木県の水産業は立派な研究開発がされています。

◎魚種と漁業生産推移で栃木県漁業の特徴は

@     河川及び湖沼の内水面漁業がほぼ全てです。

A     天然魚の漁獲は僅少(公表統計なし)であり、殆どが養殖魚です。

(ただし、那珂川に遡上する天然あゆの漁獲量(栃木+茨城)は日本一。

B     養殖魚の利用方法は主として3パターンです。

²      河川・湖沼に放流し観光遊漁の資源

²      加工販売(塩焼き・甘露煮・魚醤等)

²      稚魚として販売

主要魚種は、あゆ・にじます・いわな・やまめ・こい(僅少ながら、ひめます・どじょう・うなぎ・わかさぎ)

漁業生産で、内水面漁業収穫量は平成15年ます類941t・あゆその他309t、平成20年度ます類516tあゆその他414t、全体としてにじますの減少があゆの増加でかばい切れず25%漁獲量が減少しています。目的別漁獲高は、観光遊漁が6割、販売は3割です。稚魚販売量は、あゆが95%その他が5%です。栃木県の水産があゆに特化しているという事です。鮎が高級魚であるという事です。

◎漁場と生産団体の主要漁場は、河川では鬼怒川・那珂川・渡良瀬川・黒川等です。湖沼は、中禅寺湖・谷中湖です。主要生産団体は、栃木県漁業協同組合連合会・県下漁業協同組合 23組合・栃木県養殖漁協の傘下に養魚団体があります。

◎全雌三倍体の生産です。

ニジマスの全雌三倍体を想定して説明します。

基礎知識として

1.一般的に生物の持つ遺伝子は2組(二倍体)

   ヒトを含む多くの生物は、雄方から1組雌方から1組、計組の遺伝子を引き継ぎ持っていることから二倍体という。通常のニジマスも二倍体。ただし、魚類の卵は2組の遺伝子を持っており、受精後そのうちの1組を放出する事により二倍体の個体となる。

2.性(雌雄)の決定は精子の遺伝子が決める。

生殖において性(雌雄)の決定は、精子の持つ遺伝子により決定される。すなわちY染色体を持つ精子が受精卵となればオス、X染色体のみを持つ精子が受精卵となればメスが発生する。(卵はX染色体のみ。XY:オス、XX:メス)

全雌三倍体の定義として

  全雌魚とは、受精により発生する個体全てがメスである魚群をいう。三倍体とは、3組の遺伝子を持つ個体を言う。よって、全雌三倍体とは、人工授精によって生産されるニジマスが全て雌でかつ全て3組の遺伝子を持つ魚群を指す。

作り方の概要は

  まず、メスの遺伝子しか持たないオス(偽オス)を作り、この偽オスの精子と普通のメスの卵子を人工授精させ、受精卵に温度処理を加えた上で3倍体を発生させる。

@     精子に紫外線を照射し、精子内になる遺伝子の機能を喪失させる(不活化精子=カラの精子を作る)。

A     カラの精子を卵子と人工授精させる。

B     受精後30分以内に受精卵を微温等(28度)に漬け刺激を与える。すると、卵子の持つ遺伝子2組の内1組を放出する動きが止まり、受精卵は卵子から引継いだ遺伝情報のみ(全てメスの遺伝子(XX)を持つ個体(メス)となる。

C     このメスに、ごく初期の段階で雄性ホルモンを投与すると性転換が起こり、卵巣が消え精巣が発達する。すなわち生理的にはメス(XX)だが、機能的にはオス(X卵子、○精子)の個体となる。

D     これを偽オスと呼び、この偽オスの精子は全てX染色体のもつもののみ(メスの素)となる。

     全雌三倍体の作り方は

@     偽オスの精子(メスの素)と卵子を人工授精させる。

A     受精後30分以内に受精卵を微温等(28度)に漬け刺激を与える。すると、卵子の持つ遺伝子2組の内1組を放出する動きが止まり、精子が持つ遺伝子(X)と卵子が持つ遺伝子(XX)合わせて3組の遺伝子(XXX)を持つ個体(三倍体)ができる。この三倍体は全てメスの遺伝子しか持たないことから、発生するニジマスは全て全雌三倍体となる。

   全雌三倍体の特徴

    細胞・器官・個体が大きくなる傾向あり、成熟しない(不稔=不妊)傾向あり(一代限りで子は出来ない)、成熟しないため精巣・卵巣は二倍体に比べ体重比率が小さい。

   メリット

@     二倍体魚は成熟すると体重の25〜30%が生殖器官となり養分がこれに割かれるが、三倍体魚は成熟しないことから養分が肉質部分に行き渡り、飼料効率の良く躯体の大きな成魚となる。

A     加えて、生殖器官に養分が割かれないため、肉質も良い。

B     また、二倍体魚は成熟し産卵すると寿命が尽きるが、三倍体魚は成熟しないことから長命であり、相応の躯体にまで成長させることが可能。

C     雌雄に価格差のある魚類(あゆ等)につき、メスを効率的に生産し魚価価値を高める事が可能。

   【素朴な質問です】

    Q1三倍体でも全雌魚でも、遺伝子に手を加えている。食材として適しているのか。食べた後、人体への影響はないのか?

    A1三倍体でも全雌魚でも、遺伝子そのものを組み替えて新しい生物を作っているわけではない。食材としての安全性は、確保されている。

    Q2三倍体でも全雌魚でも、そもそも自然界に存在しない個体ではないのか。これらを河川や湖沼で飼育(蓄養)して良いのか?

    A2三倍体は低い確率ではあるが、自然界で発生する可能性がある。これらの個体の自然界放出は、世界的に禁止されている。

 ◎栃木県におけるこれは技術の応用です。

  ヤシオマスとは、栃木県水産試験場で開発されたニジマスで1987年に誕生。ニジマスの全雌三倍体魚である。肉の色が栃木県花であるヤシオツツジに似ていることから1988年に命名。1989年に県が商標登録した。生産方法は、雌ニジマスの卵と温度処理により発生させた偽オスニジマスの精子を人工授精させ発生。栃木のきれいな水と良質な餌により育てる。県内では、中禅寺湖漁協が生産の拠点です。利用状況は、産卵期が無いことから肉質は年間を通じて安定しており、供給面でも年間安定供給が可能です。脂のりも良く、清冽な栃木の水で育っていることから寄生虫が入り込むことも無いため、刺身・カルパッチョ等の生食も可能。その代表的な料理方法としては、スモークサーモン・ステーキ・ムニエル・餃子(平成23年2月発売)等がある。現在年間100〜120t生産中、中期的な目標としては年間生産量200tです。

 ◎新しい萌芽として里山温泉トラフグがあります。

  那須郡の小川地区から湧き出す源泉を利用してトラフグを養殖しています。同源泉は、塩分濃度が1.2%海水(同3.6%)の三分の一、生理食塩水(同0.9%)に近似である事から養殖を思いついたものです。平成20年6月南伊豆栽培漁業センターからトラフグ100尾の稚魚を譲り受け飼育開始、21年5月試食会開催、現在那珂川町の小学校廃校を利用して3000尾のトラフグを養殖中です。23年度には、5000尾の養殖数拡大を計画中です。最後にヤシオマスのレシピがあります。お料理の挑戦してみてください。本日は、ご清聴をありがとうございました。

 

(3月)識字率向上月間

    1日 栃木県の水産業について

         等々力 信会員    農林中央金庫 宇都宮支店長

    8日 「私たちの仕事、紹介します」

         浅野 健志会員    東日本電信電話鞄ネ木支店理事 栃木支店長

   15日 「栃木いのちの電話」の取り組みについて

         大橋 房子さん    栃木いのちの電話 事務局長

   22日 未定

         森戸 義美会員    滑ヨ電工 栃木支店 支店長

   29日 未定

         小室 明夫さん    映画評論家・行政書士

会報委員 伏木 克元 会員

写  真 田中  彰 会員

メールアドレス:u-rc01@silver.plala.or.jp
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