(2012)平成2549 No.3011 20122013年度(第38会報)

会員数 90  出席者 63名  出席率 77.8%  前回修正出席率 78.9

 

ビジター紹介(親睦活動委員会 関雅樹委員長)

福田雅章様(ゲストスピーカー)

 

会長挨拶(喜谷辰夫会長)

 先日まで荒れた天気が続いておりましたが、昨日頃から回復して参りました。大分暖かくなってきました。

 一昨日今年度第2回会長・幹事会がグランドホテルで開催されました。その中で第2780地区パストガバナーの神崎正陳さん(茅ヶ崎湘南RC)の講演が有りました。「古沢じょうさく・米山梅吉そして和田家」と云うテーマでお話を戴きました。特に日本のロータリーの草創期の話でした。今の鈴木ガバナーがロータリー宣言を今風に翻訳された大本の宣言が、大連ロータリー・クラブのロータリー宣言の翻訳と云う色々なお話を聞きました。

 ご存じの様に今年度のGSEフランスリヨンチームが、5月・6月に当地区に滞在します。当クラブは、6月8日〜11日迄受け入れをします。13日に集まって話をつめますが、皆様のご協力を戴く事になると思いますのでよろしくお願いします。

 本日は、養徳園 園長さんの福田雅章様に卓話をお願い致します。

 

快出席祝(出席委員会 金子昌郎副委員長)

 小針直哉会員(30年)酒井誠会員(3年)

 

幹事報告(松井公彦幹事)

 先週、当クラブに感謝状が2通届きました。障害者福祉施設のホーム・もみじさんより又大船渡の鎮魂の鐘に対する感謝状が届いております。先週の土曜日、足利ロータリー・クラブ創立60周年記念に出席して参りました。その時に立派な盾を戴きました。事務局に置いておきます。足利ロータリー・クラブは、東京ロータリー・クラブ、東京北ロータリー・クラブ、宇都宮ロータリー・クラブが親クラブになっております。東京ロータリー・クラブから帝国ホテルが会場になっておりますので、宇都宮ロータリー・クラブの方にメイクアップをお願いしますと言われました。

 

親睦活動委員会(関雅樹委員長)

 急なご案内です。本日、市内9クラブゴルフ大会開催のご案内が届いております。日時は5月6日(月)、場所は宇都宮カンツリークラブです。詳細は、本日ファックスで皆様に送らせて戴きます。締切りは、4月16日(火)までにお願いします。

 

ニコニコボックス委員会(中山康委員)

 誕生祝:天谷健二会員 阿部義春会員

 結婚祝:齋藤一郎会員 久保井一臣会員

 快出席祝:酒井誠会員

 奥様誕生祝:三柴富男会員 門田見岳史会員

 

プログラム委員会(酒井誠委員長)

 本日は、(社福)養徳園園長の福田雅章様の「児童家庭福祉の現実」と云う題でお話を戴きます。福田様の経歴は、昭和36年栃木市生まれです。3歳の時実母を交通事故で亡くされ、施設生活を経験されました。その後、筑波大学社会学類を卒業され10年間中学校教員を得て平成5年4月に養徳園に就職されました。平成7年より施設長、平成19年現職総合施設長となっております。それでは、宜しくお願いします。

 

卓話「児童家庭福祉の現実 」

          (社福)養徳園 総合施設長 福田雅章様

 こんにちは。さくら市にあります、養徳園の施設長をしています福田です。今日は、児童施設を取り巻くお話をしたいと思います。児童養護施設では、宇都宮に普恵園と下野山楽園があります。この二つの施設を合わせてキャパシティ―が80名です。さくら市の養徳園と氏家養護園二つ合わせて109名のキャパスティ―を持っております。どういう事かと云いますと宇都宮の子供達は沢山さくら市の施設にやってきています。そのような事で今日は児童福祉の現実という事でお話をさせて戴きます。

  ・私は3歳で母親を失いました。これは、私がお世話になった養徳園です。

当時40名の施設で、部屋が4部屋でした。1部屋10名が入っておりました。

私はこの施設に小学校の途中までいました。この右側が私です。

  ・これは昭和40年代の前半です。当時は中学校が終わると施設を出なければ

いけませんでした。私は「15の春を泣かせるな!」という活動をしてきました。

「高校に進学させよう!」という運動をしてきました。今は、9割以上の子供達が高校に行くようになりまし。私は大学を卒業して中学校の教師になりましたが、先代施設長から「後をやってくれないか」と言われました。私の出身は栃木市です。栃木市で教員を3年間やり、その後喜連川に移り教師をしておりました。

  ・これは写真です。私昼は教師をしておりましたが、夜は施設の子供達の学習指導をしておりました。

  ・これは今の養徳園です。この建物の中に子供達が35名生活をしております。

  ・これは民家を借りて子供達に生活をさせています。1軒で大体6名の子供達が生活しております。職員を配置して、より家庭的な生活をさせようと考えています。

  ・これは、今の社会的養護は 何らかの事情があって保護の理由があり社会・行政が用意した場所で生活をしていく事です。今全国で4万5千人の子供達が社会的養護の下で暮らしています。その内3万人の子供達が児童養護施設にいます。

  ・このグラフは、横が年代で縦が児童施設養護定員充足率のグラフになります。昭和20年には施設が足りませんでした。昭和30年代半ばまで、親のいない子供を養育していました。昭和30年代後半は、親はいても養育できない子供も保護しました。私は昭和39年母親を亡くしまして施設で生活せざるをえなくなりました。最終的には、親が再婚しましたので家庭に引き取られました。親が自分の子供を育てられないと云う事は、今に始まった訳ではありません。コインロッカーベイビーが話題になったのが昭和49年です。団塊の世代の人達から育児の問題が沢山出てきていました。只、社会全体は豊かになってきましたので施設を利用しなくても良い様になりました。施設の定員充足率は確立に下がりました。

   平成5年、私は教師を辞めました。当時、「児童養護施設の戦後の役割は終わった」と良く言われました。平成5年を底にして急速に施設にやってくる子が増えてきました。児童虐待の急増です。年度末に子供が少なくなり一年間を通じて子供が入ってくる形です。充足率が90%を超える状況は危機的状況です。私の施設、氏家の施設は満床です。喜連川の施設に入れる子供は、あと2人です。

  ・これは、児童虐待の推移です。この統計が取られ始めたのが、平成2年でした。平成2年

全国の児童虐待の件数は、1101件です。平成23年度は、6万件です。日本の社会の虐待は、酷使と人身売買でした。其れが身体虐待、ネグレクト、性的虐待こう云ったものが認知され急速に虐待が増えてきました。

  ・これは児童の保護された数です。昭和60年、760人虐待の子供がおりその内1人が保護されました。2010年は、400人の子供に1人です。

  ・これは広島で小学校5年の女の子が、母親の虐待で亡くなりました。この事件は、私達に

とって、とてもショックでした。実はこの女の子は、2回保護されていました。

  ・これは誕生から保護されて、乳児院に入所、平成6年3月祖母方で母親と暮らし始めました。小学校入学後保護され平成9年3月児童養護施設に入所しております。そして、平成10年12月に家に帰ってきています。非常にショッキングでした。

  ・これは保護すべき施設の総定員です。施設のキャパシティ―は、5万人弱といわれています。

   親子分離で施設に保護されている子供は5千人位です。虐待が認知されながら家庭で暮らしている子供が、莫大な数になっています。ハイリスク家庭と云います。

  ・これは社会的養護施設の年齢です。いずれにしても15歳までは、どこかの団体で福祉の支援が入っているという事が分かります。ところが16歳以降は減ってきます。

  ・これは児童家庭の課題です。虐待が認知されながら保護されない不適切な状況の家庭が、増えてきています。今の子供達の問題は、親がいなくて施設にいるわけではありません。親を支援していけば、何とか子供は家庭で育つことが出来ますが、その家庭に対する支援が充分ではありません。その様なお母さんに対してどのような支援を届けてゆくことが出来るかが、一番重要です。

今、私達がどの様な活動をしているのかと云いますと、子供達をしっかり社会に出していこう、社会の中で生産性のある大人にしていこうとしています。ここ数年子供達の大学進学を応援しようという基金を作っております。2年前に東京の女子大に行った子の事です。この事で私は全国で有名になりました。この女の子が東京の私立大学に行きたいと云いました。5歳で私共の施設に来ました。最後に母親に会ったのは、小学校1年の時でした。彼女は母親をとっても恨んでいます。彼女が中学校の卒業式の時、私に言いました。「何故園長先生は、卒業式に来賓で来られるのですか?」と。彼女は来賓紹介で養徳園と云う名が出る事をとっても嫌がりました。大きな施設に建て替えた時も「何故こんなに大きな施設を建てるのですか?」と言いました。彼女が東京の大学に行くと決まった時、約束をしました。「学資は何とか私が集めるから、あなたは生活費を何とかしなさい」と、彼女に言いました。

・これは、私達は子供達との付き合いを出来るだけ長くやっていこうと思っています。

一つのイベントとして、私達の施設では成人式をやってあげようとしています。

これは、成人式の写真です。

  ・これは、最近の下野新聞の記事です。施設出身者の自立支援の記事です。

  ・最後にタイガーマスクに一言です。2年前に前橋の児童相談所にランドセルが送られた事が美談として扱われ、タイガーマスク現象が発生しました。最近も県北の方で、ランドセルが送られたと云う事で新聞美談になりました。私はちょっと複雑になりました。実は、施設にいる子供達は親のいない子供はいません。施設にランドセルを買うお金はあります。私は、どういう支援が必要か?それは親にランドセルを買わせる支援が必要だと思います。

本日は、ご清聴をありがとうございました。

 

------------------------ 本日のメニュー -----------------------------------

和定食 鮪ほほ肉の生姜焼き

小鉢(ポテトサラダ・煮物)

ご飯  味噌汁  香物

 

--------- コメント ----------

鮪が美味しかったです。

 

 

 

 

 

卓話

【4月】

  9日 「児童家庭福祉の現実」

      福田 雅章様         (社福)養徳園 園長

 16日 「未定」会員卓話

      佐山 良一会員      潟tォーワード 相談役

 23日 「栃木県に初のプロオーケストラが誕生!」

      枝野 修一様・矢野 茂生様・松本 峰樹様

 30日  特別休会 

 

会報委員 飯村 悟 会員

写  真 石井 貢 会員

 

メールアドレス:u-rc01@silver.plala.or.jp

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