(2014)平成26527日 No3063回 20132014年度(42会報)

会員数 97名 出席者62名 出席率69.7% 前回修正率59.8

MU会員 熊本勇治会員

 

ビジター紹介(親睦活動委員会 林幹夫委員長)

 佐藤栄一宇都宮市長(ゲストスピーカー)

 佐藤章生様(宇都宮市行政経営部 秘書課)

 

ニコニコボックス委員会(木下恒彦委員)

 誕生祝:小針直哉会員(2年分)上野泰男会員 柴田彰夫会員 稲野秀孝会員

 結婚祝:小針直哉会員(2年分)柴田彰夫会員

快出席祝:木村正樹会員 宮本隆昌会員 斉藤幸一会員

奥様誕生祝:小針直哉会員(2年分)篠崎昌平会員

阿部欣文会員:当社宇都宮文化センターは、今月お陰様で創立50周年を

迎える事が出来ました。又合わせてこの度、代表取締役社長に就任しました。

今後も地元密着、地域の発展に貢献していきたいと思います。

ご指導宜しくお願い致します。

近藤髣コ会員:会員ネームプレート27年間ありがとうございました。

AEテーブルミーティング残金

 

プログラム紹介(北出幸一委員長)

 本日は宇都宮ロータリー・クラブ名誉会員の佐藤市長にお越し頂いて、卓話を戴く事になっております。2年ほど前に下野新聞「まちなか支局」の開局パーティーがありました。その時佐藤市長が来賓ご挨拶で、いらしていました。舞台の後ろに下野新聞の観堂社長がいらっしゃいました。佐藤市長はご挨拶の途中、後ろをむかれて「こんなに素晴らしい支局、観堂社長!感動しました。」という見事なスピーチをされました。市長はご覧の通り甘いマスクで市政をけん引されていますが、あまいはずです。お名前が「さとう」ですから。LRTをはじめ、宇都宮市制さまざまな施策を正に「打つのみ」や、という事で頑張っておられます。本日は「宇都宮市制について」という卓話です。会員の皆様「しせい」を正してお聞きください。

 

卓話「宇都宮市制について」

                佐藤栄一宇都宮市長(名誉会員)

 皆様,こんにちは。丁重なるご紹介をいただいき,プログラム委員長には心から感謝いたします。名誉会員という大変ありがたい立場で皆様方にお招きをいただいいて,卓話の回数は9クラブの中でも宇都宮ロータリー・クラブが一番多い状況です。ロータリアンとして,大変誇らしく思っております。このような美味しいお昼をいただけることは,大変有難いことでありますが,出来るならば,夜のテーブルミーティングにも呼んでいただいければと思っておりますので,よろしくお願いいたします。

地区大会等においても声をかけていただいき,出席させていただいておりますが,その中で,9クラブの中で宇都宮ロータリー・クラブが中心であるとともに,伝統と歴史があるということで,そろそろガバナーを出してほしいという話をされていました。藤井会長には,その旨をお伝えさせていただきます。

 今日は「うつのみや 教育のしおり」という資料を,皆様方に配布させていただきました。ここのところ,ほとんどがLRTの話・財政の話を中心にさせていただいておりましたが,今日は,市政の中においても最も力を入れている教育について,お話させていただきたいと思います。

先ごろ餃子に続いて,全国第1位の評価をいただいたものがありました。総務省の家計調査において,宇都宮市におけるサプリメントの購入額が全国第1位であることが判明いたしました。宇都宮市における購入額は約42,000円で,2位の長崎市が,購入額約26,000円となっております。現在,宇都宮市における100歳以上の方の人数は257名で,最高齢が女性で109歳です。257名の内,男性は40名です。今日は,宇都宮市医師会の稲野会長もおられます。サプリメントは,ほどほどにお医者様の指導に従っていただきまして,宇都宮ロータリー・クラブの皆様も平均寿命ではなく健康寿命を是非伸ばしていただきたいと思っております。平成22年における日本人の女性の平均寿命は86歳ですが,健康寿命は73歳ということで13年も開きがあります。その13年の中で,重い病気にかかったり寝たきりになったりしますと,御本人,そして,御家族にとりましても,また支える現役の皆さんにとっても大変なことです。

行政は,皆様からいただいた大切な税金を基に仕事をさせていただいておりますが,最近,社会保障関係経費が,歳出の大部分を占めるようになりました。宇都宮市もそうした経費がどんどん増えておりますが,これから我々行政も稼ぐ力を身に付けていかなければなりません。宇都宮に住まれている方や働かれている方が安心して生活することのできる環境を整えていくことは,宇都宮に新たに移り住む人が増えたり,新たな企業が進出してきたりするなど,個人市民税などの税収が増えるほか新たな消費を生むことにつながっていきます。子ども達が社会に出て就職先が宇都宮で用意できる,これこそが稼ぐ力につながっていくものだと思います。そうした自治体としてお金を稼ぐというところに宇都宮はこれから力を入れていきたいと思っています。その取組の1つが,公共交通でどこまでも移動が出来る宇都宮づくりであり,もう1つが教育です。宇都宮に進出をされる大手の企業の方々,赴任先で自分のお子さんがしっかりと良い教育を受けることが出来るかどうかというところを大変気にされています。特に,清原や芳賀工業団地といった企業の人事課の方に聞きますと,そういった話を一様にされます。それが進出する時の見極めのポイントの1つであると,そのような話をいただきました。我が国は資源が少ない国ですので,宇都宮市だけでなく,日本全体のために,次の世代の人材を育て,人の力,すなわち「人間力」で,この国を支えていかなければなりません。我が国では,これまでも繰り返してきたことであると思います。我々の時代が良かったから,これで終わりという訳ではなく,次世代の人を育てる,次世代の人に良い条件で社会を譲り渡してゆく,そのためにも教育に力を入れていかなければいけないと思います。

「小中一貫教育・地域学校園」は,宇都宮が教育改革として進めてきた大きな取組の1つです。端的に言いますと,地域学校園は皆様方が通われていた頃の学校に戻すということです。昔の時代は,先生・PTA・保護者だけでなく,地域の人も積極的に学校経営に参画してくれました。地域の方も子ども達が学校から出れば,学校の先生と同じように色々なことを教えてくれました。必ず挨拶をするなど声をかけてくれ,時には,叱ったりもしてくれました。そのような力が,今は欠如しています。他人の子は,見過ごす。そのようなことを学校ぐるみ,行政ぐるみで直していき,昔ながらの学校,子ども達の教育環境を作っていきましょうというのが,地域学校園です。特に,中学校単位,宇都宮市には25の中学校があります。それぞれの中学校を1つの単位として,企業・育成会・自治会・地元の方々・農家の方々が学校をつくる,地域学校園構想を各学校に作っていきます。中核をなすのが,小中一貫教育です。小学校6年間,中学校3年間,この9年間を1つとして捉え,子ども達に教育をすすめていきます。カリキュラムも同じように宇都宮独自の9年カリキュラムを作っております。特に,一番意識をしているのは「中一ギャップ」です。中学一年に上がった途端,小学校で元気だった子供の元気が無くなり,学校を休みがちになり,後に不登校になってしまうといったことが全国的に問題になっています。今のお子さんは,親に甘えることが出来ないなどの理由により,小学校の先生に甘えるなど,心の支えを学校に求めることがあります。ところが,中学校に上がった途端にこれまで支えにしていた先生がいなくなり,先生に甘えることができなくなったりして,学校生活に適応できなくなってしまうことが,いわゆる「中1ギャップ」と言われています。宇都宮市としては小中一貫教育の中で,連なっている小学校・中学校9年間のうち,1年生・2年生・3年生・4年生これを1つのワンクール,5年生・6年生・中学1年生を2つの目のワンクール,中学2年生・中学3年生を3つ目のワンクールと分けております。特に,小学校5・6年生になりますと,進学する中学校から先生が来て授業を教え,また逆に5年生・6年生の担任であった先生などが中学校に行って小学校から中学校に上がったばかりの1年生の授業を受け持ったりしています。中学校から来てくれた先生は将来自分達が中学校に行けば中学校の先生はどのような雰囲気なのか,どういう人なのかということを小学生のうちに体験することができます。また,小学校の卒業前には,自分が進学する中学校に実際に赴き,1日見学していただくことにしています。部活なども見学させてもらうなど,中学校の雰囲気を事前に感じ取ってもらい,中学での学校生活にできるだけなじめるよう,小中一貫教育を進めています。授業などで遅れたり,つみ残したり,そのようなことが復習できるということも大きな好感を得ている1つです。5年生・6年生・中学1年生の中で独自のカリキュラムを作るなど,様々な試みを行っているところです。

今,英語教育を小学校でも積極的に取り入れるよう,文部科学省の実施計画の中にも示された訳ですが,学校の先生にお伺いしますと,「英語,英語といって素晴らしいかもしれませんが,日本語を正しく使えなければ英語は覚えても意味がない」と,先生方が一同声をそろえて話をされています。宇都宮市は,英語もやるけれど国語にも力を入れることにしています。宇都宮城 五代城主 宇都宮頼綱の依頼で和歌百首が選定され,百人一首の起源となったことから,本市は「百人一首ゆかりのまち」として,百人一首を「ことばの時間」で取り上げています。今年から新たに格言・ことわざ,これも学校教育の中でしっかりと力を入れて勉強しようということになっています。漢字・計算ドリルと合わせて,特に力を入れております。

また,読書については,私が就任した時,宇都宮市の小学校・中学校共に1か月の平均読書量は,全国的に見ても少ない量でした。そこで小学校・中学校の93校に1名ずつ図書室に司書の先生を配置し,朝の読み聞かせで児童・生徒1人1人ごとのデータを作るなど,どの様な本を読む傾向があるのか,また,どんな分野が苦手で本を借りないのか,あるいは1か月の読書はどの位本を借りているのかといったことをデータで作成し,目に見える形で児童・生徒の読書活動の促進を図った結果,2年間で子ども達の読書量が3倍になりました。今では小学生の読書量1か月,28.7冊までになりました。全国調査では,宇都宮市はトップテンに入っています。全国学力学習状況調査では,宇都宮はトップクラスに入っています。

子ども達の学力・体力・心の教育は,食育を通じて高められるようにしています。宇都宮の食育は子ども達に常識・ルール・マナーを教えるとともに,保護者の方にも常識・ルール・マナーを知ってもらいたいと考えています。モンスターペアレンツという言葉が流行っていますが,実際にそうした保護者の方が増えてきています。中には育児放棄もあります。家庭で食とは何か,親としてルール・常識を身に付けてもらうことが大切であり,そうしたことは本来PTAを通してやるべきものですが,そもそもPTAの集まりなどに出てくる人は心配ありません。PTAの集まりなどに出てこない人には本当に話が届きません。だからこそ家庭の中にまで入っていく必要があると考えています。しかし,学校教育法の中では,教育委員会は家庭の中に入るというのはタブーだそうです。こうしたことから,食育を通じて親御さんと話をしていかなければなりません。そこで実施しているのが「お弁当の日」です。小学校1・2年生は,親御さんと一緒にお弁当を作ります。それ以外の学年は,一緒に買い物に行って生産者に感謝の気持ちをもってもらうという教育環境を整えています。食育については,朝食を欠食するお子さんが,平成18年の時には約1割程度いたものが,現在では少しずつ少なくなってきています。全て小中学校には「あいさつ・朝食・漢字に計算」という宇都宮標語を看板として掲げてあります。市立の小中学校93校全てに栄養士を配置し,栄養とバランスのよい給食を子ども達に食べてもらえるよう取り組んでいます。

食に関して,「3つのこ食」というものがあります。それは,個人個人の「個」,孤独の「孤」,いつも同じ物しか食べない「固」の3つです。学校給食はしっかりと栄養価を考えて,栄養士さんが力を入れて作っています。子ども達の残す割合も減ってきました。今,宇都宮が進めているのは自校炊飯です。かつては,給食センター等で一斉にご飯を炊いて,各小・中学校に配送していました。宇都宮市においては,それをガラリと変え,各学校でご飯を炊いてもらっています。給食もそれぞれの学校で作ってもらっています。子ども達は,常に炊き立てのご飯,できたてのおいしい給食を食べることができています。それだけ学校給食は大切で,力を入れていかなければいけないと思っています。

また,子ども達の心と体を整えるために大切なのは,体力です。体力は衰えてきています。宇都宮市の小学校6年男子の50メートルのタイムは,平均約9秒です。これは昭和  60年頃の,女の子の小学校6年生のタイムと同じです。こうしたことから,徹底して体力の向上に努めています。休み時間を利用して,縄跳び,リレーや中線踏みなどの外遊びを積極的に取り組むよう,学校にはお願いしています。 

また,国や県が配置していない先生を宇都宮市では独自に486名,市の単独費用で雇用しています。このように,教育に徹底的に力を入れて取り組み,子ども達の人間力を高めているところです。

企業の皆様に御案内したい宇都宮市の取組があります。それは,企業の皆様に,学校で使用するプリント・封筒等を買っていただいき,そのプリント・封筒等に皆様方の企業名を入れて,学校に寄附いただく「学校応援制度」というものです。この制度により,学校では配布物以外の他のことにお金がかけられるようになります。是非,皆様にもこの制度に御理解・御協力いただければと思っております。

宇都宮市の教育の目標は,学力・体力・心の教育,ここに力を入れて目標は「西の京都」,「東の宇都宮」と言われる位の教育にしていきたいと考えています。今,全国で最も教育に力を入れているのが,京都です。宇都宮の子ども達が京都以上の子ども達になれるよう,力を入れていきたいと思います。宇都宮ロータリー・クラブの皆様にも,地域の先生として御支援・御協力をいただいいていると思います。これからも子ども達のため,親御さんのためにお力添えを賜りますようお願いいたしまして,卓話を終わらせていただきます。

 

 

--------今日のメニュー-------

お造り(まぐろ カンパチ ボタン海老 大和いものとろろ)

焼物(たまご焼き さわらの西京焼 きんぴら 白身魚の南蛮漬け 鶏肉三色巻)

きのこの炊き込みご飯

鶏団子入り赤だし

 

 

2013-2014年度 卓話

【5月】

 20日 夜間例会

 27日 宇都宮市政について

     佐藤栄一宇都宮市長

【6月】

  3日 「原発と放射能」

     太田周会員          作新学院大学 学長

 10日 栃木発地域ドラマ「ライド ライド ライド」

     ドラマ担当者         NHK宇都宮放送局

 17日 この1年の活動について

     職業分類 会員増強委員会      辻 博明委員長     

     親睦活動委員会      林 幹夫委員長

     職業奉仕委員会      森田浩敏委員長

     社会奉仕委員会      善林隆充委員長

     国際奉仕委員会      阿部欣文委員長

     新世代奉仕委員会      熊本勇治委員長

    

 24日 1年を振り返って

     藤井昌一会長

     町田卓大幹事

 

会報委員 田部井 純 会員

写  真 奥本 雅之 会員

メールアドレス:u-rc01@silver.plala.or.jp

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