(2014)平成2663日 No3064回 20132014年度(43会報)

会員数 98名 出席者69名 出席率74.2% 

 

ビジター紹介(親睦活動委員会 畑剛司副委員長)

 板倉豊様(新入会員)

 

誕生祝(親睦活動委員会 畑剛司副委員長)

 池田宰会員 助川通泰会員 田部井純会員 宮本隆昌会員 菊池太志会員 宮田初男会員

 

結婚祝(親睦活動委員会 畑剛司副委員長)

 荒井規雄会員(16年)印出井敏英会員(40年)矢治和之会員(24年)

青木栄久会員(22年)明賀一博会員(12年)阿部義春会員(23年)

 

奥様誕生祝(親睦活動委員会 畑剛司副委員長)

 石井ゆき子様 関口美沙子様 観堂早苗様 齋藤清恵様 

大塚順子様 加藤京子様 宮本恵子様

 

新入会員紹介(森田浩敏会員)

 新入会員をご紹介致します。板倉豊様です。昭和36年のお生まれで、推薦者は田ア秀穂会員と私 森田浩敏です。入会は26年5月15日です。本籍は埼玉県、お住まいは宇都宮市です。職業分類は、旅行業です。勤務先は、JTB法人営業宇都宮支店執行役員支店長であられます。ご家族は、奥様とお嬢様です。趣味はゴルフ・読書です。シングルの腕前です。宜しくお願い致します。

 板倉豊(ゆたか)様

 JTB法人営業 宇都宮支店 執行役員支店長

 ご家族:奥様 お嬢様

 趣 味:ゴルフ 読書

 推薦者:田ア秀穂会員 森田浩敏会員

 所 属:ニコニコボックス委員会

 ロータリー歴:

  浦和ロータリークラブ 3年  川越ロータリークラブ 4年

 

 

ニコニコボックス委員会(木下恒彦委員)

 誕生祝:田部井純会員 宮田初男会員 助川通泰会員 宮本隆昌会員

 結婚祝:矢治和之会員 阿部義春会員 印出井敏英会員 

荒井規雄会員 秋本薫会員 明賀一博会員

快出席祝:関雅樹会員 峰村博明会員

奥様誕生祝:加藤幸夫会員 大塚秋二郎会員 齋藤一郎会員 関口快流会員 石井貢会員

佐藤栄一市長:卓話謝礼

CGJテーブルミーティング:残金

 

プログラム紹介(大矢裕啓副委員長)

 本日、北出委員長はお休みです。本日の卓話は、学校法人船田教育会作新学院大学学長太田周会員です。1938年のお生まれで、名古屋大学院理学研究科博士課程、1966年東京大学原子核

研究所助手、1999年宇都宮大学教育学部部長、2008年7月より現職、この経歴を見ますと原子力特に宇宙線が専門だと書かれています。今日の卓話が大変楽しみです。本日の卓話「原発と放射能」です。どうぞよろしくお願い致します。

 

卓話「原発と放射能」

作新学院大学 学長 太田周会員

 皆さん、こんにちは。過分な紹介を頂いた太田でございます。宜しくお願い致します。テーブルの上にリクルートが書かれた記事を置かせて頂いております。大学のマネージメントをやっております。実際には、原子核の研究には少し距離を置かせて頂いております。そういう意味で話が古いかもしれませんが、お許し頂きたいと思います。

今日は、原発と放射能という事でお話をします。放射能の事は、今 日本或は世界を見ても日本の放射能はどうなっているのか?という事が非常に大きく話題になっています。正しく恐れる、そういう立場を我々は保持する必要があるのではないかと思っております。放射能汚染と食・住環境という事で、出来るだけ専門的な話を避ける形で進めていきたいと思います。

先ず原子力発電の原理と課題です。この基本的な考え方は、アインシュタインの相対性理論の等価原理、質量(エネルギー)欠損Δmと光の速度cの2乗を掛け合わせたものがエネルイギーだということです。これは、色々な所で確認をしております。全く正しい、これは人類が牽引した第3の火だと。どの様にしたら原発は、働くのかという事ですが、ウランで原発をやるのとプルトニュームを使うという二つの方法がありますが、ここではウランの例をあげております。熱中性子という非常にエネルギーの低い中性子、これがウラン235にあたります。その後、原子核がそのショックで膨らんで色々なモードに形を変えると、その最後は耐え切れずに表面張力が耐え切られないといった方が良いですね。それで、2つの分裂生成核を作る。これは、重い放射能核です。それと中性子を2つ作って、ガンマー線(これは光です)を出すという事です。原子炉の原理は、今の事を繰り返して中性子が出来ますので中性子が次の原子核にあたる、又次にあたるという事で、これを繰り返す事によってエネルギーの放出がたくさん行われるという事です。ただしこれは、半分(左)しか書いてありませんが右側を合わせると、原爆という事になります。これが原発の運命です。原爆と原発は、原理は全く同じです。

次に原発の発電力と経済効果についてです。原子力発電の1つの炉は、どれだけの出力を持っているかといいますと、原発1基は約100万キロワットの出力を持っています。1時間働ければ100万キロワットアワーという事になります。宇都宮では2つぐらいあれば十分やっていけます。電力量の割合の変遷ですが左側が水力6%・原子力33%・火力61%、これは原発事故以前です。原発事故から1年経ったらどうなったかと申しますと、原子力8%・火力87%です。日本の発電力は、22,600万kw必要です。原子炉は現在50基で日本は成り立っています。4,496万kwで25%程度です。原発事故以前は、原発を最優先で稼働する。それによって火力のCOを出来るだけ抑えようと、政府も奨励をしていました。現在稼働中の原子炉はゼロです。現在安全審査を申請しているのは、電力8社です。10原子力発電所17基が、申請されています。これが稼働すると、総出力は1,200万kwです。原発は安いと良く言われてきましたが、今は、これは高いと世の中で言われております。これは経済産業省のデーターですが、21年度原子力はkWあたり5円か6円です。他の風力・火力・地熱・太陽光に比べると大変安価だというのは事実です。これは、電力業界の実績です。ずっと年を追ってみますと、原発による電力が2011年以前には非常に大きな比率を占めて成長してきました。しかし、2011年3月以降は、ばったりと11%に落ち、現在はゼロです。

原発の構造とメルティングにつて。これは福島の第一原発で、実際に働いていた原発の模式図です。沸騰水型原子炉といいます。これは燃料棒でウランが実際核反応をおこし、その熱で水を水蒸気に変えて70気圧位まで溜めまして、その放射能を含む蒸気で直接タービンにまわします。タービンから戻ってきた蒸気を復水器で冷やす、これは主に海水を使っています。冷めた水を再び炉に戻すという方法です。原子炉は圧力容器と呼んでいます。原子炉の本体を格納する、外から見えているのは原子炉の格納容器と呼んでいます。こちらの原子炉は1次冷却水と2次冷却水を持っている加圧水型原子炉といいます。これは、タービンを回す蒸気は放射能を含んでいない蒸気で回そうという考え方です。典型的なのは、北海道の泊原発です。日本の50基の原発の内25基は沸騰水型、あとの25基は加圧水型です。福島第1原発は40年前の旧式沸騰水型炉であったため、地震・津波のショックが大きく影響したと言われています。

 原発事故のシナリオですが、結論から言えば経験主義と固定化の罠にはまったというべきです。主な原発事故は、アメリカのスリーマイル島で冷却水の欠如です。これは第一原発と同じです。1979年に起きています。但し非常に小規模の放射能汚染だけで済みました。次は、ウクライナのチェルノブイリ原発、これは今でも大変なわけです。これは大規模な放射能汚染です。炉心が溶けてしまいました。炭素を制御剤に使っている旧式の原子炉でした。東京電力の福島第一原発ですが、これは炉心の冷却水欠如で水素爆発をおこした、中規模の放射能汚染です。大・中・小が揃った感じです。1975年アメリカの物理学会は、自然災害と人的ミスは必ずあるという考えに基づき原発事故シュミレーションをしました。スリーマイル島の事故は、これに則ってすぐ理解して小規模に抑えられました。スリーマイル島事故より、3年前に分析していました。原子炉の一次冷却水がなくなると停電だとか、日本は津波で無くなりましたが冷却水の欠如が起こって炉心の温度が上昇する。燃料棒はジルカロイという金属で覆われていますが、これは温度が上がってきますと冷却水と反応して水素ガスを出します。その水素ガスが100万kwの原子炉は、700sの水素ガスを発生する、これを爆弾に換算すると10トン爆弾に相当します。爆発して木っ端微塵になります。炉心温度がさらに上昇して2800度になるとウランが溶解します。溶解したウランは激しく核反応をして、炉心容器の底に落ちて炉心容器を壊し溶け出す。第2ステップは、格納容器です。落下した溶解ウランの燃料は、75%が200トンにあたります。この量は、非常に大きな量です。溶融ウランは格納容器の温度を上げます。そこでも大量の水素が出まして、爆発を起こします。第一原発3炉がそのシナリオ通りの爆発を起こしました。そして放射性物質が外部に飛び散り、さらに格納容器の底部が、今度はとけだします。福島はここまでわかっていますが、第3ステップに飛んだかどうかわかっていません。第3ステップとは、溶融したウランが、地中に拡散しているかどうかです。東電はこのシナリオを知識として固定化し、海水を注入する決断が必要でした。

この放射能汚染は、大型コンピュータでシュミレーションすると、年間50ミリシーベルト以上という領域が南相馬とか飯館村までいっています。風向きが北ですと、多分栃木県もかなりやられたのではないかと思っています。

次は放射能の種類と線量基準です。単位はシーベルトです。実効線量を実際に表します。吸収線量と放射線の荷重係数があります。光の一番波長の短いガンマー線、一番軽い素粒子のベータ−線、それを1.0に定めてアルファー線は4を、その荷重係数にいれます。ベクレル、これは放射線の数です。1秒間に原子核から放出される放射線の数を表しています。アルファー線とベータ−線とガンマー線と中性子や粒子放射線があります。アルファー線はヘリウムの原子核です。これは、紙一枚でとまります。防御がしやすい、但し一旦いたずらをすると、それは大変だという事になります。ベータ−線は、電子です。それは、紙を突き抜けてアルミニュームに到着してアルミニュームを通り抜けるものもあります。ガンマー線とかX線は我々の馴染みのものですが、これはアルミニュームの板ぐらい通過させます。中性子は、あらゆるものをすり抜ける能力を持っています。水でこれを止めます。アルファー線・ベータ−線は、電離作用があります。そのため測る事が出来ます。電離作用を持っている為、人体の中の水分子を電離して活性化酸素を作ります。放射線は、宇宙から0.35ミリシーベルト、大地から0.4ミリシーベルト、住宅の壁から1ミリシーベルト、食物から0.35ミリシーベルト、自然放射能は年間約2.4ミリシーベルトです。関西に行くとこの2倍です。2011年3月11日以降の放射性同位元素がどうなっているか?テルル・ヨウ素・セシウム・ストロンチウム、これ以外に沢山有ります。半減期がありまして、テルルは3.2日、3年後に殆どゼロ、ヨウ素は殆どゼロ、セシウム134は2年という事で22%位に放射能が減衰しています。セシウム137、半減期30年でこれが今一番問題視されています。3年経って91%残留しています。ストロンチウムは殆ど海水中に流入してしまいます。

セシュウムやストロンチュウムは半減期が長いため、中間貯蔵所、最終処理場をどう確保するか、原発の廃炉処理の後始末を含めて、人災による事故は必ず科学的・合理的な方法により被災地住民・国民が納得する解決を図るという国民的な意識を醸成する必要があります。

さて、放射線量と人体の影響について。単位はシーベルトです。原発事故の被爆は、人体に急激にダメージを与えます。福島の第3号機付近で観測された1時間当たりの線量は、2011年3月15日400ミリシーベルトでした。100ミリシーベルトは、直ちに健康には影響はありませんが将来ガンになる危険性が0.5%高まります。放射能に関連する作業者の年間限度が50ミリシーベルトです。胸部X線が6.9、環境線量2.4です。一般人の日常生活とか医療以外に於いては、1ミリシーベルトに抑えるのが良いと言われています。東京からニューヨークを往復すると0.2ミリシーベルトです。放射線障害には、微量でも発癌の確率的な危険度があり、確定した閾値はありません。疫学的には、被曝量に比例的に障害をきたします。遺伝子のDNA・RNAに作用するので、摂取量に比例する考え方が良いのではないかという事です。100ミリシーベルトより下側には確率的に影響があります。100ミリシーベルト以上は、確定的影響があるのではないか、その領域を分けようという事です。チェルノブイリ原発事故における小児の甲状腺がんは、原子力資料から取ったもので、1986年から1994年までのデーターはロシア・ウクライナ・ベラルーシ―の広域に放射能をばらまいたという事です。甲状腺がんが非常に問題になりました。放射線による障害は、何故起こるのか?DNAの損傷の2つの仕組みが上げられています。放射線が直接DNAにあたって鎖を切るという考え方と、人体の中の水分子を刺激して活性酸素にしてDNAを切り裂くという2つの仕組みがあります。両者ともDNAが損傷しますが、切断された後修復タンパク質があるので、傷をキャッチして修復して回復するという機能を人体は持っています。鎖を一本切ったDNAは必ず修復します。2本の鎖を切断した場合は、2通りに分かれます。活性化酸素により年間2本鎖がきれるのは3650です。一方、放射線による損傷は3です。この比率は極めて小さく、生命体にはDNA損傷に対する修復機能が備わっているので、そんなに怖がらなくても良いといえます。

食物も除染できます。私たちの食物には、実際カリウム40が必ず入っています。セシウム137の体内での半減期は、子供は短く、排出する可能性を含めて残留しない。放射性同位元素と同じ安定同位元素が良く似た同位元素を摂取すると、それと競合して排泄を促進します。

最後に、21世紀これからの課題です。放射能におびえてはおられません。福島第一原発の修復には、これから40年〜50年かかると言われています。化石燃料の膨大な消費は危険です。二酸化炭素の増加と平均気温の上昇は明白です。21世紀は環境との共生が一番大きな問題です。原発事故は、科学の力と合理的な思考と行動で解決しなければならないという元気を日本人は持つべきだと思います。日本の将来の乱暴な提言は、平凡でありますが化石エネルギー・原発エネルギーと太陽光等のエネルギーの多角化を促進し、自然環境との共生を図るべきだと思います。ご清聴ありがとうございました。

--------今日のメニュー-------

ハヤシライス サラダ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013-2014年度 卓話

【6月】

  3日 「原発と放射能」

     太田周会員          作新学院大学 学長

 10日 栃木発地域ドラマ「ライド ライド ライド」

     ドラマ担当者         NHK宇都宮放送局

 17日 この1年の活動について

     職業分類 会員増強委員会      辻 博明委員長     

     親睦活動委員会      林 幹夫委員長

     職業奉仕委員会      森田浩敏委員長

     社会奉仕委員会      善林隆充委員長

     国際奉仕委員会      阿部欣文委員長

     新世代奉仕委員会      熊本勇治委員長

    

 24日 1年を振り返って

     藤井昌一会長

     町田卓大幹事

 

会報委員 柴田 彰夫 会員

写  真 奥本 雅之 会員

メールアドレス:u-rc01@silver.plala.or.jp

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